かめら文庫

カメラやレンズのレビュー、撮影記録、日常のことをあげています。

[技巧の本棚]覚えるべき三つの基本設定

カメラを始めて、とりあえずオートで撮っているけれど、思うように良い写真が撮れない。そういう時は基本のきの字である三つの設定を覚えていきましょう。

その三つの設定とは、シャッタースピード(SS)」「絞り(F値)」「ISO感度です。

この三つを覚えれば、自分の想像した絵が出せるはずです、一つずつ見ていきましょう。

 

シャッタースピード

シャッタースピードもといSS(長いのでSSで統一)は文字通りシャッターのスピード、シャッターを開ける長さです。

その長さは30秒も開けるのもあれば1/8000などもあります。

シャッターを開ける長さを伸ばせば伸ばすほど撮れる写真は明るくなります。その反対で短くするほど暗くなります。じゃあ長くすればいいじゃん、という訳にもいかずSSが長いと手ブレや被写体ブレが発生してしまう場合があります、他の設定や明るさも考慮しその場にあった数値で撮りましょう。

 

 

・絞り(F値)

レンズ内部にある絞りと言われるものを設定します。

F値の値が低ければ低いほど写真は明るくなりボケやすくなります。逆に値が高いほど写真は暗くなりボケにくくクッキリした写りになります。

またF値の1番低い値のことを最大絞りや開放といい、F値が一番高い値は最小絞りと言います。

基本的なズームレンズは開放3.5〜5.6くらいの数値が多いですが、性能の良いズームレンズでは2.8や単焦点となると1.2のレベルまでいけることがあります。

 

ISO感度

ISO感度はカメラ内の内部で光をどれだけ明るく捉えるかを決める数値です。

あげればあげるほど明るくなりますがその分ノイズと呼ばれるザラザラしたものが写真に写り画質が低下します。

SSを少しでも増やしたい時はISO感度を上げて対処したり単純に露出が足りない時に使います。

ISOをどこまで上げたらノイズが出るのかというのはカメラの性能や出た年式によってまちまちで、昔のデジタルカメラなら1600や800などで乗る場合もありますし、最新のカメラなら6400などまでいける場合があります。自分のカメラに合わせてどこまで上げて良いかなどを調べておきましょう。

 

詳しく語れば長くなりますのでとりあえず簡単な基本の知識だけ、もっと細かく解説する記事もいずれ作ります。

 

おおよそ理解出来ましたでしょうか。被写体をブラしたくない時はSSをあげたり、背景をぼかしたいときはF値を下げたり、逆にぼかしたくない時はあげたり。

場の状況や被写体に合わせてこの三つの設定をうまく使いこなしましょう。