重いカメラを握りしめ、今日も撮影に勤しむ。
うーん、なんか違う。
もっと、こう、気軽にカメラを楽しみたいんだ。
というわけで、前々から狙っていたのですがコンパクトデジタルカメラ、コンデジを購入しました。
・簡易スペック表
発売…2004年8月16日
ISO感度…ISO50〜400
有効画素数…500万画素
映像素子…CCD
最短撮影距離…39.9cm
焦点距離…35.6mm〜107mm
F値…F2.6〜F4.8
SS…4〜1/2000秒
光学ズーム…3倍
画像記録形式…JEPG
記録媒体…SDカード
液晶サイズ…1.8インチ
電池タイプ…単三型電池2本
補足…電源をつけたまま3分間放置で自動停止
・購入の経緯
生粋のNikon信者の私、コンデジもNikonを狙っていたのですが、選んだのはPENTAX。
理由はいくつかあります。まずは安さ、ジャンク扱いで値札がなく店員さんに聞いたところ300円だと。
動作品でなくともこの値段は買うべきだろうと思ったのです。
次に見た目の可愛さ。やはり見た目もカメラを語る上、使う上で外せませんから。
あと、というかこれが一番の理由なんですが、電源をつけるためのものが専用のバッテリーなどではなく電池ということ。これに一目惚れし購入しました。
電池であるメリットはいくつもあります。
すぐ思いつくのがバッテリーやチャージャーを買う必要がないということ。専用のバッテリーなどは意外と手に入れるのが手間で、時間もかかるし、意外と値段もするもんですから、せっかくカメラを安く買えたのにバッテリーやチャージャーの方が高かった、なんてことがあったらテンションもモチベーションも低下してしまいます。
その分電池は消耗品ではありますが100均やコンビニでも手に入ります。万が一電池が切れてもすぐ買い足せるので安心。
そのほかにもいくつかありますが長くなってしまってはアレなので今回はこの程度で。電池よりバッテリーの方が絶対いい!とはいえませんが気軽さの観点では優っているし、個人的にコンデジに求めるのは性能より気軽さだと思うのでやはり電池の方がいいのかなと。
少し余談が過ぎたのでカメラの詳細について語るとします。
・本カメラの生い立ち
2004年発売のコンパクトデジタルカメラ。初心者向けのカメラとして登場しエントリーモデルという立ち位置で活躍した。
他のOptioシリーズのS30やS40のいいとこはそのままに画素数を500万画素まで上げコンパクトでありながらも当時の年代を考えれば十分なスペックと言える。(2004年発売のカメラはNikon D70やCanon 20Dなどが有名)
・サイズ
小型を謳うOptioシリーズのS50、サイズは横幅89mm、縦幅58.5mm、奥行き26mm。
このようにかなり小型である、これならばポッケに入れることも難しくないだろう。
一眼レフの中でもまあまあ小型なD40と比べてもかなり小さい。
・使用感
液晶サイズは1.8インチだが使っていて不便と感じたことはあまりなかった。カメラのサイズ相応の液晶画面だ。
ボタン操作等も単純で、初心者向けとしてはこのくらいがちょうどいい。
記録媒体がSDカードであるのも好評価だ。
・作例
さて、使用感やら語ったが写真が撮れなきゃ意味がない。このカメラは一体どんな写りをするのだろうか。
驚愕した、300円で、あのコンパクトさで、こんないい写真が撮れるのか。と。
圧倒的に取り出しやすいサイズ感で撮影する手が止まらない。
もちろんこの写真たちはゴリゴリに編集しているが、ぼくは写真の編集は化粧みたいなものだと思っているのでこれでいいのだ。
それじゃ本当のレビューにならない気もするが、まあ多めに見てほしい。
・オートフォーカスについて
軽く触ってみた時、オートフォーカスがとんでもなく機能しなく心配だったが、どうやら機能にある花撮影モードや風景モード等でピントの合わせ方が違うらしく、それを変えれば無事実用レベルのものになった。
もちろん今のカメラと比較したら遅いのだろうが、このカメラは忙しく撮るというより旅の合間にゆっくり撮るようなカメラだと思うのでさほど気にならなかった。動体でも撮りたいなら一眼レフを使えってんだ。
・デメリットについて
散々褒めちぎってはいるがもちろんデメリットもある。
それは電池の持ちが少々短いこと。撮影してると1〜2時間もしないで電池が切れる。
だが、電池は先ほども話したが100均などで売ってるので買い足せるし、ケースに何本か予備を入れておけばいいし、対策はできる。
まあ、実質ないようなものだろう(暴論)
・総評
いやー何というか、ぼくが求めていたカメラにドンピシャでとても良い。
軽量で小さくて単三2本で動いてSDカードで記録できて。
設定やボタンもすぐ覚えられるくらい簡単だし。
もちろん昔のカメラゆえのデメリットもあるがそんなもの個性として受け取って仕舞えばいい。都合よく解釈するのも時には大切だ。
買いやすい値段のカメラだし、ジャンクカメラの中に紛れてたり、どっかで見つけたりしたら是非お手元に取ってほしい。
(正直今回ぼくが買った値段の300円は破格な気もするが。)
役割をきちんと理解し、そのカメラに合った撮影をすれば、良い写真が君を待っている。
そんなわけで今回紹介したカメラはPENTAX Optio S50でした。