かめら文庫

カメラやレンズのレビュー、撮影記録、日常のことをあげています。

ブラックコーヒーとアルフォート

辛い世の中で、一人の人間を全うするのも難しい中、少しでも自分を保つために好きなことをして生きて行きたいもの。人間であることは、思いのほか難易度が高いようで。

風呂を済ませて、あとはゆっくりするだけの時間に、ふと脳内によぎったことに自然と体が突き動かされた。

部屋着のまま、サンダルを履き、自転車のカギを持ち、坂を下り、ついたのはセブンイレブン

ぼくの好きな時間のうち、たぶん四位くらいに入るのがコンビニで何のおやつを買おうか考える時間。なんか時間が止まっているような感じがして、まあ店員さんからしたら迷惑でしょうけど。

買ったのはアルフォート、速足で自転車に戻り、冷えた足をいたわりながらペダルを踏んで帰路につく。

辛い坂道を超えて、家に入り、家族と世間話をしてわが子のように大切にしたアルフォート二つ三つほどを盗まれ、少し機嫌を落としながらもインスタントのコーヒーを入れた。

大の甘党なもので、コーヒーのブラックは好き好んで飲むものでもないのですが、なぜか気分でブラックを入れてしまいました、まあ、アルフォートは甘いしね。

こうしてこの記事を書いている合間に飲み食いしているけれど、イチゴ味はコーヒーとはミスマッチだったかな。普通のを買えばよかった。

ホワイトは安定の美味しさでぼくの脳内を刺激します、これだけ食べて生きていたいと思う時期があったようななかったような…

たまに飲む分にはブラックコーヒーも乙なものです、ほどよいカフェインがいい集中力の源になります。

この世もブラックコーヒーとアルフォートのように苦みと甘みのバランスがあったほうが心地いいのかもしれない、苦すぎても、甘すぎても、辛いのですから。

ああ、食べ終わっちゃった。コーヒーはまだ残っているのだけれど…

人生は、苦いことのほうが多いようで。